シリガゲルの再生 (その2)                         


 シリカゲルの再生に挑戦。

シリカゲルの乾燥に再挑戦

○乾燥前
吸湿シリカゲル重量、約250g
○準備
レンジの耐熱皿へ均等に薄く広げる。
加熱前温度 12度

皿に敷いてあるのはクッキングペーパー。
これは皿からシリカゲルの容器に戻しやすいように敷きました。
 (加熱中に出る湯気で相当湿ります。)
このクッキングペーパーが焦げるほど長時間加熱しないこと。
加熱しすきぎるとシリカゲルが細かく割れてしまいます。
○電子レンジに入れる
○1回目加熱後
600Wにて、3分加熱後。
(初めは3分程度加熱し、様子を見る。)
まだ青色になりきっていないので、扉を開いて湯気が抜けるのを待ち、再加熱する。
○2回目、3回目加熱後
2回目、再度3分加熱でほぼ全部青色に変色。
一旦、取り出して冷まして湯気を飛ばし、仕上げに再度1分加熱。 

 
○最終加熱直後の温度
1回目加熱から皿を入れたままレンジ内の湯気を飛ばし、すぐ再加熱すると、123度まで上がった。
最高何度まで加熱して良いのかは調べていないが、この程度でいけそうな感じ。
○最終加熱後の重量
最終加熱後の重量=225g
加熱前重量251gとの差、26gが吸湿した水分のはずなので、シリカゲル重量の10%以上の水分を吸湿していたと思われる。
○加熱前後のシリカゲル
左: 加熱前
右: 加熱後
○今回のポイント
シリカゲルを一度に加熱するのは250g〜350g位までが適当。 (レンジの耐熱皿に薄く均等に広げられる。)
250g程度ならほぼ均等に青変していくが、500gになるとかなりムラができ、また混ぜようとするとこぼれてしまう。

1回に加熱する時間はシリカゲルの量にもよるが、変色の様子を見ながら2〜3分程度の加熱を繰り返すのがよさそう。
冷ましているうちに湯気をまた吸湿してしまうのか、青色が薄まるので、最後のだめ押しで1分加熱してやると具合よくできた。

250gの場合、600Wで3分+3分+1分。
500gでは、5分+3分+2分+1分で全部青色になり、時間的には短かったが変色ムラが多く、一度容器に戻して再度皿に広げ直すなど手間がかかる。
なお、「どんべえ」の容器一杯を二度に分けると約250gとなる。
○追加
現在、蓋に小穴をたくさん空けた小型のパック容器に小分けして使用しています。

容器に入ったシリカゲルの質量、約150g。
赤く変色したシリカゲルを青色に戻すのに必要としたレンジ加熱時間は2分+1分。(500Wにて)
250gでは7分必要としたのが、150gでは3分でOKでした。(250gの時は7分必要だった)

吸湿の程度が異なるので単純比較はできないですが、一度に加熱するのは、今回の150g程度の方が皿に均一に広がるのでムラなく加熱され、効率はいいようです。

効率よく加熱するには、全部赤変している場合には500Wで3分、少しでも青っぽいものが残っていたら2分加熱してレンジのドアを開いて湯気を飛ばし、赤っぽいものがまだ残っていたら2分、全部青になっていたら更に1分追加加熱すれば真っ青になります。

手抜きして1度に長時間加熱すると温度上昇しすぎるのか粒の割れが目立つので、2分、長くても3分位づつ様子を見ながら何回かに分けて加熱するのが良さそうです。